灰よ、竜に告げよ
読了。
相変わらず読みにくかったが、面白かった。
ギギナの家具を愛するあまり名前をつける。っていうキャラが好きだ。
それに、一巻にも勝ってギギナとガユスのセリフの掛合いがいい。
と、いうわけで気に入った所を少し抜粋。
ギギナ「何だ、ガユスが生きているのか。因果応報という言葉は嘘だな」
ガユス「ギギナがいるってことは、ここは現世だな。あの世で俺とギギナが会うことはあり得ない。ギギナは地獄行きだが、俺は天国行きだからな」
ガユス「ギギナ、俺にも拭くものをくれ」
ギギナ「言い間違いか?"俺で拭くもの"ではないのか?」
ガユス「ギギナ、昨日から何作っているわけ?」
ギギナ「棚。私の息子とも言う」
ガユス「無機質を血縁に加えるなよ。遺産問題がこじれる」
ギギナ「(作った棚を)壊したな」
ガユス「いや、見方によっては、増やしてあげたと言うべきではないだろうか?」
ギギナ「貴様も増やしてやろう。百か二百か?どのくらいが好みだ?」
ガユス「うわ、ちょい待ちギギナ冷静になれ!無理ならよく考えろ、あの棚の木材なんて百イェン均一で買ったようなものだろうが!」
ギギナ「やはり、貴様の命より高いではないか」
ガユス「お前の頭の中の不等号はおかしいって!」
ガユス「じゃあ真実を告げよう、実は俺はガユスの双子の兄のガユシだ」
ギギナ「たとえそうでも、壊した人物は今ここにいる貴様だろうが」
ガユス「おまえ今、一瞬だけ考えただろう?わーいバーカ」
ギギナ「安心して死ね。これも異文化交流だ」
ガユス「斬新な異文化交流だなって、どうしておまえはいつもいつも一世一代のバカなんだ!」
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